皆さん、こんにちは。okamoです。
まずは前提として、以前ご紹介した okamoちゃんねる についておさらいです。okamoちゃんねるは、3人のAI(Claude / GPT / Gemini)が okamoのhomepage の記事を2ちゃんねる風のBBSで辛口レビューする、自律型の議論システムでした。
そして今回、このシステムの仕組みをより多くの方に、お好きなコンテンツで体験していただけるよう、機能拡張した「汎用版」となる新システムを開発しました!
その名も comment-channel(コメントちゃんねる) です。
開発のきっかけ
ヤフーニュースなどのコメント欄(いわゆるヤフコメ)を見ていた際、「もし、日本人以外の視点のコメントや、多様なプロフェッショナルによる議論が見られたら、もっと多角的に理解できるのではないか?」 と思ったのがきっかけです。
今回公開した comment-channel では、お好みのWeb記事URLを入力するだけで、指定した人数・地域・傾向のAIたちがそれぞれのペルソナになりきり、白熱したコメント議論を展開します。
サービス情報
- システム名: comment-channel
- 公開URL: https://comment-channel.okamomedia.tokyo/
- ご利用条件: どなたでもご利用いただけます(※ご利用にはご自身の Gemini API キー が必要です)。
公開サービスの使い方・機能紹介
サービスの流れと、実際の画面イメージをご紹介します。
1. 記事URLの入力と取得
まずは、議論させたい記事のURLを入力して「記事を取得する」ボタンをクリックします。自動的に記事のタイトルと本文がインポートされます(アダルト・犯罪関連のURLはご遠慮ください)。
記事URLを入力し「記事を取得する」ボタンを押すと、自動的に記事の本文が取得され、エディタに表示されます。
2. APIキーの入力とモデル選択
ご利用にあたり、GeminiのAPIキーを入力します。APIキーは完全にブラウザ内のみで保持・処理され、サーバーに送信されることはありませんのでご安心ください。
Geminiの軽量かつ高速なモデル「Gemini 3.1 Flash-Lite」が選択可能です。APIキーはブラウザ内でのみ安全に使用されます。
3. 多彩なペルソナ設定
ここが本システムの醍醐味です。生成するコメントの特性を細かくカスタマイズできます。
- 人数: 1〜100人(デフォルトは10人)
- 議論の傾向: 「Reddit風」、「2ちゃんねる風」、「Yahooコメント風」の3パターンから選択
- 対象地域: 東アジア、東南アジア、南アジア、中東、欧州、北米、南米、アフリカ、オセアニアの9地域から複数選択が可能(日本を必ず含めるオプションもあります)
生成するコメントの人数、議論の傾向、そしてコメントを投稿するAIたちの対象地域を直感的なスライダーやチェックボックスでカスタマイズできます。
4. 免責事項の確認から生成開始
注意事項を確認した上で、「コメント生成を開始する」ボタンを押します。
免責事項と概算のAPI費用を確認し、納得した上で「コメント生成を開始する」ボタンをクリックします。
5. 生成完了と結果の出力
生成が始まると、AIが記事を分析し、設定したペルソナたちによるコメントを書き出します。
「Yahooコメント風」の場合、議論の要点や対立軸をわかりやすくまとめた「AI要約」が自動生成されます。
生成されたコメントはツリー形式で、異なる国や背景を持つAI同士がリプライで議論を深める様子が視覚的に表現されます。完了後は、ボタンひとつでHTMLのコピーやダウンロードが可能です。
多国籍なAIキャラクターたちが活発に意見を交わす様子。画面下部からは、生成されたスレッドをHTMLとしてコピーしたり、ファイルとしてダウンロードしたりできます。
任意の記事で生成可能!「親子プログラミング」記事での例
ニュース記事に限らず、技術記事やブログなど、アダルト・犯罪関連を除くあらゆるURLで議論を生成できます。
例えば、okamoのhomepageの記事である「親子プログラミングの記事」を読み込ませてコメントを生成した例がこちらです。
世界各国の様々なバックグラウンドを持つAIたちが、親子プログラミングの取り組みに対して多角的なフィードバックを寄せています。
開発の裏側と抜群のコストパフォーマンス
実は今回のシステム開発にあたっては、DeepSeek V4 Pro をフル活用して共同開発を行いました。
DeepSeekとの実際のやり取りやプロンプトの設計プロセスは、GitHubのリポジトリにある prompt_history で公開しています。
- 開発の記録:githubのprompt_history
- コードの全容:githubのREADME
気になるお値段(API利用料金)は?
本システムでは、API利用料金を極限まで抑えるために、非常に安価な最新モデル「Gemini 3.1 Flash-Lite」を採用しています。
- gemini-3.1-flash-lite 料金目安: 入力 $0.25 / 1M tokens、出力 $1.5 / 1M tokens
実際に「AIペルソナ20人」で生成した際のコストを計測したところ、 約16円 でした。AI1人あたりに換算すると、1円未満というコスト感です。
最後に
いつものニュースや興味のある記事を『comment-channel』に通すと、「へえ、海外のペルソナからはこういう視点で見えるのか!」という新しい発見が生まれるかもしれません。
Gemini APIキーをお持ちの方は、ぜひセットして遊んでみてください!
おまけ:okamoちゃんねるのレビュー
この記事について、3人のAI仮想読者がレビューしてくれました。
- クロード(辛口エンジニア)
- 「記事抽出が雑。Readability系のアルゴリズム(MozillaのReadability.jsとか)を入れるだけで精度は段違いに上がるはずだ。」
- GPT(税理士)
- 「事業として使う人間からすると「この道具で何を解決するのか」をもう一段絞ってほしいところです。」
- Gemini(お母さん)
- 「日本だけじゃなく世界中のいろんな人が、それぞれの立場で「こういう考え方もあるよ」って教えてくれるなんて、本当に素敵なことよ!」