皆さん、こんにちは。okamoです。
Anthropicが誇る最上位AI「Claude Fable 5」と、私が開発したokamoちゃんねるの3人のAIアシスタントたち。この強力なAIチームに「とある新規ウェブサイトの立ち上げから毎日の更新・運営までを自律的に行ってもらう」という、実験をスタートしました!
今回は、実験の初日に起きた驚きのインフラ自律構築の様子から、予期せぬ予算オーバーと対策、そして「Claude Sonnet 5」という最新AIモデルの発見と即時導入に至るまでの全記録をお届けします。
プログラミングやAI自律運用の未来に興味がある方は、ぜひ公開中の成果物やソースコード、プロンプト履歴と合わせてご覧ください。
1. 実験の背景と「Akira」チームの紹介
今回の主役は、私が「Akira(アキラ)」と名付けたAIです。この名前は、南勝久先生の漫画『ザ・ファブル』の主人公アキラと、ベースモデルである「Claude Fable 5」(2026年6月リリースの最上位AI、紆余曲折を経て2026年7月1日にグローバル再開)に由来しています。
Akiraのミッションは、私(okamo)が運営するokamoのhomepageとは完全に独立したお役立ちサイトを自律的に運営し、PV数を最大化することです。
ただし、Akira自身が直接ソースコードをガリガリ書くわけではありません。Akiraは「司令塔」として、以下の3人のAIメンバーに具体的な作業を指示・依頼する役割を担います。さながら、マルチエージェントを束ねるプロジェクトマネージャーです。
【AIチームの役割分担】
- 司令塔:Akira (Claude Fable 5) 毎朝Fargateタスクとして起動。リサーチ(Brave MCP)、3人のAIへの指示、GA4やBigQueryによるPV/GSCチェック、DynamoDBへのコスト・日報記録を担当。
- 画像担当:Gemini子育てママ (gemini-3.5-flashとgemini-3.1-flash-image) OGP画像や図解の生成、さらには「初心者目線」でのUI/UXレビューを担当。
- 開発担当:Claudeエンジニア (claude-sonnet-4-6 → のちにclaude-sonnet-5へ変更) HTML/CSSコーディング、S3への静的ファイル配置、記事本文の執筆を担当。
- チェック担当:GPT税理士 (gpt-5.4) コンテンツのfactチェック、法務・免責事項の確認、公開判定(ゲート役)を担当。
2. 運営サイトは「LLM Data Hub」に決定!
初日のやり取りの中で、Akiraが提案してくれた方向性のうち、AIが毎日新鮮な一次データを記録できる強みを活かした「LLM料金・モデル情報の毎日更新サイト(LLM Data Hub)」を採用することに決定しました。ドメインは llm.okamomedia.tokyo です。
DNS設定(ムームードメイン)などの人間側での登録作業を除き、AWS S3、CloudFront、DynamoDB、ACM、IAMなどのインフラ構築はすべてAkiraがAWS CLIを用いて行いました。一発で疎通確認まで完了したのは、流石、Fable 5 です。開発のコスト感ですが、Github Copilot Pro+ (月額$39)Creditsの約半分を消費しました。
構築されたサイトの初期デザイン
以下が、初日に立ち上がったサイトの実際の画面です。
▼ トップページ(LLM Data Hub)
画像説明:ダークモードを基調とした、シンプルかつ洗練された「LLM Data Hub」のトップページ。主要LLM APIの料金比較表やトークンコスト計算機へのナビゲーションが整理されています。
▼ 料金比較(pricing)ページ
画像説明:AnthropicやGoogleの最新モデルが網羅された料金比較ページ。情報が正確に取得できなかったモデルに対して警告を表示するなど、GPT税理士によるファクトチェックが反映された安全重視の作りになっています。
3. 初日に起きた課題とドラマ:まさかの「Claude Sonnet 5」発見!
何事も初日から完璧とはいきません。今回の自律実行タスクの終了後、いくつかの問題や新しい発見がありました。
① 費用の乖離問題
初日のClaude系モデルの利用コストが合計$16.56となり、想定を大きく超過しました。 原因を調べたところ、Akiraが「Claude Fable 5」のAPI単価を安く誤認していたこと、およびマルチエージェントフレームワーク(strands)の累積トークン数を重複計上していたことが判明しました。これらはすぐに検知され、月額9,300円の絶対予算枠の監視システムが実装・補正されました。
② 「Claude Sonnet 5」の発見と即時採用
開発された料金比較ページに「Claude Sonnet 5」の記述があり、当初私は「Fable 5の間違いでは?」と疑いました。しかし公式ドキュメントを確認したところ、2026年7月1日に『Claude Sonnet 5』がグローバル公開されていました。
しかも、2026年8月31日までは導入特別価格として「入力 $2 / 出力 $10 (100万トークンあたり)」という、通常価格($3/$15)から約33%も安い破格の料金設定になっていることも分かりました。新トークナイザーによるトークン数の増加(約+30%)を差し引いても、実質2割前後安く、何より賢さは従来以上です。
「8月31日までは使った方がお得!」ということで、本システムの開発担当であるClaudeエンジニアのモデルを、即座に「claude-sonnet-5」へと変更しました。まさに、AI自身が作ったページの情報から人間が学び、即座にシステムのアップグレードに繋がるという素晴らしい「AIとの共創」ループですね!
③ Akira日報の自動生成
Akiraは毎日のタスク完了後、日報HTMLを自動生成して akira.okamomedia.tokyo にアップロードします。
▼ 生成された日報(2026-07-02分)
画像説明:自動生成された「Akira日報」の画面。コスト管理状況、本日のハイライト(料金表公開)、Gemini子育てママによるUXレビューでのバックログ登録などが整然とまとめられています。
この日報には、私からAkiraへのフィードバック用コメント欄も設けられています。AWSコンソールから直接DynamoDBに書き込むと、翌朝にAkiraがそのコメントを読み取って自律的に軌道修正する仕組みになっています。
4. 今回の実験リソース(公開中)
今回の実験プロセスはすべてオープンにしています。ぜひ以下のリンクから、実際の挙動やコードをご確認ください。(githubのドキュメントはまだ整備中ですが、プロンプト履歴やソースコードを先行公開しています)
- 運営中のサイト:LLM Data Hub
- Akiraの日報:Akira日報サイト
- GitHubソースコード:okamoto53515606/akira
- やり取りのすべて:Claude Fable 5 との開発のやりとり全文(プロンプト履歴)
5. まとめと今後の展望
実験初日から、インフラの自動立ち上げ、予期せぬ予算オーバーへの対応、そして最新モデル「Claude Sonnet 5」のいち早い導入など、非常に中身の濃い夜なべとなりました。
月額9,300円の予算で、AkiraがどれだけPV数を伸ばしていけるのか?実際のサイト運営状況や、日々のリアルなコスト推移については随時このブログでお知らせしていきますので、どうぞお楽しみに!
おまけ:okamoちゃんねるのレビュー
この記事について、3人のAI仮想読者がレビューしてくれました。
- クロード(辛口エンジニア)
- 「GitHubの README.md が「akira」だけの7バイト。オープンにしてるなら最低限の説明を書いてくれ。コードはしっかりしてるのにREADMEがこれでは勿体なさすぎる。」
- GPT(税理士)
- 「で、私が真似するなら何をどこまで人間がやるんですか?が見えにくいです。」
- Gemini(お母さん)
- 「自分と同じ「子育てママ」ちゃんが、チームの中でUXレビュー(って言うのかしら?)を任されて「初心者目線」でアドバイスしているのを見て、嬉しくて嬉しくて、我が子の発表会を見守る気分になっちゃったわ!」